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FlashをHTML5に変換するツールが、Adobe発で登場
2011年03月28日長らく続いてきたFlashとHTML5の争いは新たな局面を迎えました。
Flashは死んだという噂が蔓延しているにも関わらず、Flashの主な支持者であり、世界をリードするソフトウェアのサプライヤーでもあるAdobeが、そんな事はないと否定したのです。
数日前にAdobeはWallaby(ワラビー)と呼ばれる実験的なソフトウェアをリリースしました。
ちなみにワラビーはオーストラリアに生息する小さいカンガルーのことです。
このプロジェクトの目的は.FLA拡張子のCS5ファイルをHTML5に変換するツールを作るということです。
とても素晴らしいことだと思いませんか?
どのように使うか
Wallabyはシンプルなユーザーインターフェースで簡単にインストール出来るAdobe AIRアプリです。
MacではOS10.5と10.6で動作します。
WindowsではWindows 7、Vista、XPで動作します。
ただし、Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Packageをインストールしている必要があります。
Adobeの公式によると、Wallabyのねらいは複雑なJavaScriptを使う代わりに、CSS3アニメーションやSVGを使えるようにしようというものです。
つまり、アニメーションのコンテンツをウェブでさらに使いやすくするように変換するということです。
このツールは、FlaファイルをAdobe Dreamweaverなどで編集できるファイルにしてくれるのです。
Wallabyが出力するファイル形式はHTML、CSS、JavaScript、SVGです。
現在抱えている問題点
実を言うと、このソフトは機能性や、マルチプラットフォームについて素晴らしいとは言えません。
しかし、これをプロジェクトあるいはコンセプトとしてみると、Wallabyは近いうちに素晴らしいパフォーマンスで私たちを魅了してくれるであろうということは疑いの余地がありません。
現在は下記のような多くの深刻な問題を抱えています。
・Wallabyは現在SafariとChromeだけにしか対応しておらず、FireFoxとIE9には対応していません
・どのアクションスクリプトにも対応していません
・3D回転に対応していません
・動画の埋め込みに対応していません
・テキスト勾配に対応していません
また、テキスト関連ではいくつか解決方法がありますが、今は非常に限られています。
しかし、これらの欠点は近いうちに軽減、あるいは解消されるでしょう。
現時点でWallabyの機能性を判断するのは難しいです。
20KBのFlashバナーをWallabyで変換すると240KBになってしまいます。
お世辞にも良い結果とは言えませんよね。
長い道のり
そう、Wallabyは解決しなければならない欠点が山ほどあります。
しかし、結果を見るのではなく、Adobeが向かおうとしている方向を見てみましょう。
もしAdobeが全てを解決し何もかもがWallabyで動作するとしたら、HTML5のせいでFlashが死んだとされるのは間違いだということが分かるでしょう。
ユーザーがFlashコンテンツのHTML5バージョンを簡単に手に入れる事ができれば、Flashもそこまで悪くはないということになります。
このソフトはHTML5の得意分野を広げ、FlashとHTMLファンの間にあった壁を壊せると思います。
とにかく、Adobeがこの製品に関する問題を解決し、ウェブ開発新時代の夜明けの象徴となると信じています。
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